平成23年8月18日(木)19:00~20:00東部公民館3階ホールで
「東日本大震災被災地での支援活動について」の研修会が開催されました。
参加者は自治会役員、自主防災隊員、民生委員。
講師は浜松市社会福祉協議会地域支援部 地域福祉係長 鈴木光昭氏(写真左下)
8月17日現在の被災地情報(死者、行方不明、避難者)から
5ヶ経った今復興の妨げになっているもの、社協の取り組みなどを説明してくれました。
<浜松市社会福祉協議会の取り組み>
岩手県 宮古市 山田町で災害ボランティアセンターの支援立ち上げをし
特例小口資金の窓口設置と運営をおこなってきました。
<復興の妨げになっているもの>
甚大な被害。行政機能のマヒ低下、地域までのアクセス(遠い行きにくい)、原発。
<現場で課題になっていること>
①ニーズ(困ったこと)が集まらない
②ニーズを把握するのが難しいので思い切ったことができない。
問題点はスタッフの不足。地元職員が思うように動けない。
行政も被災していて情報が伝わりにくい。機能低下マヒ
他人にお願いすることを遠慮する土地柄、ボランティアへの係り方や何を頼んでいいのか?
支えあいが充実していて外の支援の入る余地がないのか?
<避難所にリサーチしてみると>
比較的が高齢者が多く、ストレス、食事のバランスが悪く体調を崩している人がいる。
運営する人が疲れている。児童・生徒はボランティアがしたい。衣類の洗濯がしたい。
デーサービスの人には物資が行き届かない。近所に身を寄せていたり、片づけができない。
<支援できそうなこと>
避難者の方のサロン。買い物&家事支援。寄り添い傾聴。イベント、被災者の見守りや安否確認。
実際送迎を行っている人はシルバーさん。ボランティア×地元の人のつなぎ役=大きな力になる
支援活動からわかったこと:日頃の活動があるから支援できるものでいきなりは無理。
日頃がどうであったか?どんな地域であったか?日頃の積み重ねが非常時に活きてくる。
活動を次の世代につなげていく。火を消さずに長く支援していくことが大切。